今回は ■和室・水周り編■+おまけ です
■和室編■
@仏壇置き場がある場合、トイレと背中合わせに配置してある!?
(これを隣り合わせにしないのは、基本中の基本です!)
A畳の上にタンスやピアノなどの重いものが常時載っている!?
(どうしてもおきたい場合は一部だけでも板畳を設置しましょう!)
B神棚と仏間が向かい合わせ!?
(当然ながらよろしくないのですが、向かい合わないように最初から設置位置を検討しておきましょう!)
■寝室・子供部屋編■
@寝室や子供部屋の中が共用部(玄関、ホール、居間など)から丸見え!?
(介護などほかの用件を優先した場合、プラン上どうしても仕方ないときもありますが、特にベッドが見えるのは×)
A子供部屋は南側でないとだめ!?
(子供部屋は南に向いていないとだめ!という親がいます。確かに日当たりもよく子供がのびのびと育つイメージもありますが、実際には昼間に直射日光の入る部屋では勉強しにくいし、天気のいい日は元気に外で遊んで欲しいものです。風水的には東側の子供部屋がよいとされているようです)
B2階の子供部屋の下に、1階の親の寝室がある!?
(2世帯住宅のときに起きやすい状況ですが、子供が育ち盛りなどの場合は特に音の問題があるので基本は避ける。どうしてもという場合は、少しやりすぎと思うくらいの防音対策を!最近の高気密高断熱住宅は家の中で特に音が響きます)
■洗面脱衣室■
@注文住宅なのに洗面室、脱衣室に窓がない!?
(この空間に窓がないのはいただけません。家の中でも一番湿気がこもる場所です。ときどき空気の入れ替えができるよう、小さくても窓が設置できる配置にしましょう!)
A脱衣室で着替えると(拭いたり、脱いだり、着たりすると)ひじが壁にあたる!?
(1/50の本図面の中に1.8p円は書けるくらいの空間が必要です)
■トイレ■
@2階トイレの直下(1階)がキッチン!?
(キッチンだけではなく、LD、個室もなるべく避ける。基本的にはキッチンを除いた1階水周り上部のトイレが○。夜の静けさの中では特に排水管を流れる音は響きます!)
Aトイレの横がすぐ寝室!?
(トイレは夜中の静まり返った時間でも使用しますので、できれば避けたい。どうしてもという場合は、壁に断熱材を入れたりなどの防音対策をしっかりと行う)
※おまけ※
■家相・風水■
@家相・風水が全て満たされていないとダメ!?
(これは経験上かなり難しい。家相を満たせば、風水上良くないとか、風水を満たせば、非効率的な動線になるなど、どこかに無理がかかることが多いです。
ご家族にどうしても信望する方がいるのではない限り、鬼門裏鬼門になるべく水周りがこないようにするといった程度で考えるほうが効率的でいい場合が多いのではないかと思います)
以上、4回にわたり『「できれば避けたい」から「必ず避けたいまで」プラン段階で気づきたい間取の意外な落とし穴』をお伝えしてまいりましたが、次の機会がありましたら『プランを作る上でなかなか話しに出てこなくて、忘れがちな、でもとても大切なこと』をお送りしたいと思います。