2月21日(土)と22日(日)の朝10時から夕方5時まで
当社が設計監理、コーディネートした帯広で完成住宅見学会を行います。
寄棟屋根のオーソドックスなスタイルの外観で
インテリアも木質感あり、ちょっと特殊なガラスブロックありで、重厚な中にもスッキリとしたデザインの住宅です。
建築した工務店は、アットホームさん。地元帯広での交流や勉強会にも積極的に参加されているとてもまじめな社長さんです。
さて、今日は前回の続き『モデル14-8』の紹介です。
今回のモデルの統一テーマは「ナチュラルモダン」「ママが喜ぶ間取りと工夫」です。
ここの間取りとしてはダイニングリビング和室(パーティションの向こうは和室)を直線的に2間の巾で接続したオーソドックスな空間です。
でも、このつなげ方が一番広く感じるスタイルなんですよね。

下の写真は和室側からダイニングを見ています。
このプランのキッチンは独立。対面キッチンを望んでいる奥様が圧倒的に多いのは知っていますが、あえてD〜L〜和室を連続させることを優先。

吹抜けはほどほどの大きさにしてありますが、基本はリビングソファからの目線で化粧梁(写真では少しわかりにくいのですが白木目)とガラスブロック(オパリーン)が見えるようになっています。
独立キッチンといってもキッチンとダイニングテーブルはこんなに近い!

よくよく考えると、実は対面キッチンより奥様の動く距離って短いのですよ。
キッチンの腰壁とカウンターも白いタイルでの提案です。
水周りのこのような場所って木だと将来的に痛みやすいのです。
いまどきのタイルの目地は汚れ防止タイプの目地なので、それほどお掃除も大変ではないと思っています。
さて、玄関の正面にはまたしてもガルフ西山先生に登場していただきました。

「今回の家のイメージからして、こんな形に出来ないでしょうか」と私が絵を書いて色を伝えると、想像した以上に良く出来てきてしまうのです。人のイメージをとらえて形にするという同じようなことをしている
私から見ても、いつも感心させられてしまう不思議な先生なのです。
「ママが喜ぶ工夫としては」脱衣室に折りたたみ式なんでもカウンターを取り付けました。

下に見えているのは収納付脱衣かご。
アイロン台にしたり、お風呂に入るときの着替えを載せたり
よく言う家事コーナーです。

折りたたむとこんな感じです。通路が広々とれて、奥に見える食品庫にも行きやすい!

カウンターの裏は特に難しい仕組みにはなっていません。
2階はホールとリビングの吹抜けの間にはガラスブロックがついています。前のブログにも書きましたが、つかい方の基本はこれです。(向こう側が明るくないとガラスブロックの良さが出ないのです)

外観、間取、敷地の有効活用もしかり、ひとつの建物にトータルコーディネートを考えて私たちの思いを少しずつちりばめていく。
『住む人の為に!』が大前提ですが、提案者もポリシー(こだわり)を持って目の前の仕事に臨むことが大切だと思います。
※もう一言。今回のテーマ性から、この建物の笠木(階段の腰壁の上の木の部分)もいつもよりシャープに、糸面仕上げという仕上げ方で仕上げているのですが、わかりますでしょうか?