今年12月に完成した「望茂林の家」
冬なのでさすがに葉も落ち、さながら「望枯林の家」
…枯林…コリンと読むそうで、枯れた林の事。
枯林という言葉はあまり使いませんので、
冬木立という表現の方が馴染みが良いかもしれません。
冬晴れの日、枯枝に積もった雪がキラキラするのもキレイですし、
猛吹雪の中、風雪に耐える木々を見ながら、家に守られている事にホッとし、
又は荒涼とした景色に人生を重ね、しんみりする・・・
イキイキとした緑の木々を見るのとは別の深い味わいが、
冬の木立にはありそうですね。
おっと室内にも道南杉の木立
写真の正面奥はシューズクロークで、手前に引戸付。
奥側の格子とニッチの間の通路から玄関へと通じます。
建具を極力減らし、オープンに暮らしたいご家族が増えているのは偶然たまたまでしょうか。
来年着工が決まっているプロジェクトのなかでもそのようなプランのお家が数棟あり、
私などは「わ〜見え過ぎる」と狼狽しています。
昔「見え過ぎちゃって困るの」ってCMありましたわね。
まだプラン段階ですので、
どんなお家になるか、お楽しみに。
ところで2019年、シノザキ建築事務所の家のテーマは何にしよう?
ちょっと待って、
すると2018年のテーマがあったみたいじゃないか…
棟梁に聞くと、
「今までつくってきた家にプラスする変革」だそうで(言葉での表現はもっと素朴なものであった)
はぁ〜その「変革」をどうするかが重要なのだよ。
休み中に色々と妄想しようっと。