ハウスメーカーなどでは注文住宅でも黙っていると、「標準的には巾16センチくらいの木のカウンターになります」なんて言葉が返ってきそうですが、ここにもやはりひと工夫入れたいところです。
機能的には巾16センチというと、小皿は良いですが大皿を置くと高台(底につけられた丸い輪の形をした部分のこと)さえもはみ出すし安定感もなく危ない。
やはり対面キッチンたるもの配膳時食器はここを通るのだからある程度巾を持たせたカウンターが便利だと思うのですが。

タイル収まりの厚み5センチ、巾40センチ やわらかい色合いで南欧デザインの家にあわせました
タイル収まりの厚み2.5センチ、巾40センチ 青のラインがスッキリとした北欧デザインの家にあわせました
タイル収まりの厚み2.5センチ、巾30センチですがコーナービットを使用して角を丸くしています。
タモ材集成カウンター厚み3センチ、巾25センチ こちらは木質感を強調。

こちらもタモ材集成カウンター厚み3センチ、巾25センチ これはこれで掃除もしやすく食器を多少乱暴に置いてもわれずらいメリットもあると思います

タモ材集成カウンター キッチン側から見るとこんな感じです
ちょいと注意ですが、このカウンターの巾どのくらいの寸法がベストかって迷ってしまいませんか。「大は小をかねる!?」のでしょうか?
実は家の設計にはもっとも気を使わなくてはならない、ポイントとなる場所がいくつかあります。ここの数センチの決め方が今後何十年も使っていく家の便利さに反映してしまうのです。
次号以降の『住宅プランニングのノウハウ大公開!!!Part2』でこの話はしますね。お楽しみに!