今回は ■リビング・ダイニング・キッチン編■ です
@リビングのソファに座っている人からの目線で、キッチンに立っている人の足元が見える!?(キッチンでの動作は心理的にあまり人にみられたくないものです)
Aリビングのソファに座っている人からの目線で、キッチンに置いてある冷蔵庫が見える!?(冷蔵庫の中なんて特にあまり人にみられたくないものです。冷蔵庫の配置も考慮しましょう)
B2階にリビングが設置される場合に多いのですが、ソファや食卓テーブルのすぐ脇に階段の降り口がある!?(たまに見かけるプランニングですが、危険ですし落ち着きません)
Cリビングとホールの間に扉がない!?(開放感を出すためにこのような間取にする住宅展示場を見かけますが、よほど気密性が良くないと寒いし、夜になって照明はリビング側しかつけないのでリビングから見えるホールが暗い=怖いなどあまりお勧めできません)
Dリビングダイニングを一体の大きな部屋でとる場合、玄関ホールや廊下からの扉を開くと食卓テーブルが目の前に出現する!?(南側が道路で1階にリビングとそれに続く和室がある場合に良く起こる現象です。どうしてもという場合は、目隠しの壁を作る、飾り柱を立てる、ローパーテーションなどの工夫が必要だと思います)
Eキッチンが北側!?(この場所は日当たり、使い勝手などすべてに優先したいくらいです。北側の暗いキッチンで、「さあ、今日も一日頑張るぞ!」と思ってもなかなか元気も沸いてこないと思うのですが、、、キッチンのオススメ位置は、やはり東側の朝日が燦燦と入ってくる気持ちのいい場所がいいと思います)
Fテレビの配置が悪く、背面の窓の映り込みがきつすぎて昼間テレビが見えづらい!?(最近のテレビは性能が良くなってきてはいるものの映りこみはまだまだあります。ソファの位置、テレビの位置、窓の位置は、プロでもそこまで気づかない場合が多いのでご自身でもしっかり確認したほうがいいと思います)
1/100の縮尺の図面を見て「よしよし!これでよさそうだ」と思っていたはずなのに、実際に家が出来上がると「アレー、何で○○がこんなに使いづらいんだろう」とか「イヤー!失敗した。これはこっちのほうがつかいやすかったー」など自分が思っていたことと違うことが起きてしまうのはとても残念なことです。
家というのは、基本的には一度出来上がると何十年もその間取で生活することになります。
プロも驚くような絶妙な設計などはできなくても、上に書いたことは素人の方でもチェックできますのでぜひ新築の間取りを検討中の方は見てみてくださいね。
次回は■和室・寝室・水周り編■を一気にご紹介いたしますのでお楽しみに!!!