紡葉の家 2019年3月竣工 / ヒュッゲ小屋 2019年10月竣工 10.jpg

2009年03月02日

welcome to...札幌は雪...

welcome to.jpg

ご覧いただき、有難うございます。

建築士S、おかげさまで多忙につき、本人による更新が遅れております。

本日は雪のない外観画像(戸建施工例です)にて、少しの間おくつろぎ下さいませ。



あっひらめき
昨日のソロモン流、アトリエ天工人の山下先生が出演されていましたね。
狭小住宅・実験的なプロジェクト住宅などにも積極的に取り組んでいらして、住宅に携わっている私達にも刺激的でした。

私達も、この北海道で・・・
家づくりに真剣な人達に、
既成概念にとらわれない何かを、(色々な可能性も含めて)
探して、伝えていく事。を続けたいと思います。

建築士S、頑張ります。                代理M






ラベル:北海道 住宅 設計
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2009年02月13日

モデル14-10 ポイント!

ブラピ。絵になります。カッコイイ!!!
『ベンジャミン・バトン』いい映画でしたよ。
今、この瞬間瞬間を悔いのないように!?ンン、、、もとい。
自分の心のそこからの声に正直に生きることの大切さを痛感します。

さて、今回ご紹介するのは前回からの続き、3棟目のモデル14-10です。
外観は角地の隅切り(土地の斜めの部分)を考慮したうえで
斜めの部分を建物のアクセントデザインにしました。
外観もそうですが、テーマはシンプルモダン。
周りの町並みになじむ、しなやかなタタズマイをいつも大切に形や色を決めていきます。
(ここに、ただ目立たせるためのオレンジや、ブルーの窓は決して持ってきません)
画像 142.jpg

「玄関は明るいほうがいい」というのは、体感上誰でもわかっていることですが、玄関を明るくするのはプランの工夫をうまくしないとなかなか難しいことですね。
entrance hall.jpg
階段ホールとつなげてこんな工夫も出来ます。
2階がプライベート空間であるということを配慮して、玄関と階段の間の壁をわざと高くしてある程度の閉鎖感を出した提案です。
(玄関に来客があってもパジャマで2階から下りられる)

玄関ホールからはリビングと和室に。独立和室としても、リビングとの一体感を持たせた和室としての空間としてとらえられるような提案です。
living1.jpg
和室を個室として利用するときのリビング側からの見え方はこちら
living2.jpg
ちなみに床に映っている窓からの太陽の日差しの角度をご覧ください。
この時間で14:02。どの季節のどの時間にどのくらい直射日光、間接的な自然光が入ってくるかというのも考えると奥が深くて面白い。
その場所、そのプランにあった適度な吹抜けサイズというのがあると思います。
下の写真はママ‘s EYE (ママの視線)からのLD
mama view.jpg

次は和室です。建物が斜めに設計されたことをうまく利用し和室の飾り床の間のイメージにしてみました。
J R.jpg
フスマの柄や色などのマメ子のこだわり部分は追って説明があると思いますが
私たちののテーマは、ここに住む人が長きにわたって心穏やかに住んでいただけるデザインということを大切にしていきたいということなので
決して奇抜さにとらわれないで、本物のデザインを追及していきたい。今後もそこのところを大切に家づくりをしていきたいと思います。

前にも書いたことがありますが、やはり毎度提案に入れたいファミリーコーナーです。
2F hall.jpg
本当はこのスペースを家族団らんスペースの横に持ってきたいのですよ。
でも、1階が大きくなることはコストアップにつながるので、
こちらのモデルは2階ホールに設置。
最近はほとんどの人が自宅にパソコン。インターネットでネットサーフィンってやつをやっていますのでこのスペースは欠かせない!
でもって、あまり読まないといっても、ほとんどの人の家には本というものがある程度あるはずなのに(医学書、雑誌、単行本など)
なぜか世の中の建売物件には本棚を提案しているプランがほとんどない不思議?
ちなみにうちの本棚は巾90cm高さが天井までの本棚が11本作りつけられているので(仕事で使っているので異常にたくさんありますが)
一目瞭然、すぐに見たい情報を本棚から取り出せるようになっています。
まずそこまでいらなくても新しく家を設計するときは、自分の持っている本の量を確認して置き場所を作ってあげることを忘れずにしましょう。

最初の説明の外観の写真に見える横長の窓は、1階がお風呂で2階がウォークインの窓です。
1階のお風呂の窓はユニットバスの天井付近に横長につけたので
外からの目線が気にならない(お風呂は夜入ることが多いですので、窓に映りこむシルエットが気にならない)ような窓の取り付け方のアイデアです。防犯上もいいかもですね。
2階は透明ガラスにして空が見える気持ちよさと、計画的に西の空が見えるようにしたのですが「今日は天気が良さそう」とか「今日は雪が降りそうだな」とかお天気予想窓として。
もうひとつは、窓の下に大きな姿見鏡をつけて自分の姿が自然光で明るくなった状態を鏡で見れるようにという配慮です。
w-in-clo.jpg
洋服はすぐに隣に並んでいるし、カウンターも大きく設置してあるのでメイク道具や、小物置き場としても使えるウォークインの提案でした。

次回は4棟目のモデルをご案内いたします。お楽しみに!!!



☆再度ご案内☆
当社設計、監理、コーディネートの完成現場見学会を行います。

場所は、帯広市西13条南12丁目5-3(南向き)
福音ルーテル帯広教会の斜め向かいです。

時間は、2/21(土)2/22(日)両日ともAM10:00からPM5:00まで

個人住宅ですので、ブログ上あまりたくさんのご紹介が出来ないと思いますし(個人情報保護の観点から)、写真で見るのと足を運んで実際にご自分の目で体感するのとでは大違い!
帯広でお待ちしております。















ラベル:設計 インテリア
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2009年02月04日

モデル14-8 ポイント!

まずは☆お知らせ☆
2月21日(土)と22日(日)の朝10時から夕方5時まで
当社が設計監理、コーディネートした帯広で完成住宅見学会を行います。
寄棟屋根のオーソドックスなスタイルの外観で
インテリアも木質感あり、ちょっと特殊なガラスブロックありで、重厚な中にもスッキリとしたデザインの住宅です。
建築した工務店は、アットホームさん。地元帯広での交流や勉強会にも積極的に参加されているとてもまじめな社長さんです。


さて、今日は前回の続き『モデル14-8』の紹介です。
今回のモデルの統一テーマは「ナチュラルモダン」「ママが喜ぶ間取りと工夫」です。
ここの間取りとしてはダイニングリビング和室(パーティションの向こうは和室)を直線的に2間の巾で接続したオーソドックスな空間です。
でも、このつなげ方が一番広く感じるスタイルなんですよね。
A.jpg
下の写真は和室側からダイニングを見ています。
このプランのキッチンは独立。対面キッチンを望んでいる奥様が圧倒的に多いのは知っていますが、あえてD〜L〜和室を連続させることを優先。
B.jpg
吹抜けはほどほどの大きさにしてありますが、基本はリビングソファからの目線で化粧梁(写真では少しわかりにくいのですが白木目)とガラスブロック(オパリーン)が見えるようになっています。

独立キッチンといってもキッチンとダイニングテーブルはこんなに近い!
C.jpg
よくよく考えると、実は対面キッチンより奥様の動く距離って短いのですよ。
キッチンの腰壁とカウンターも白いタイルでの提案です。
水周りのこのような場所って木だと将来的に痛みやすいのです。
いまどきのタイルの目地は汚れ防止タイプの目地なので、それほどお掃除も大変ではないと思っています。

さて、玄関の正面にはまたしてもガルフ西山先生に登場していただきました。
D.jpg
「今回の家のイメージからして、こんな形に出来ないでしょうか」と私が絵を書いて色を伝えると、想像した以上に良く出来てきてしまうのです。人のイメージをとらえて形にするという同じようなことをしている
私から見ても、いつも感心させられてしまう不思議な先生なのです。

「ママが喜ぶ工夫としては」脱衣室に折りたたみ式なんでもカウンターを取り付けました。
E.jpg
下に見えているのは収納付脱衣かご。
アイロン台にしたり、お風呂に入るときの着替えを載せたり
よく言う家事コーナーです。
F.jpg
折りたたむとこんな感じです。通路が広々とれて、奥に見える食品庫にも行きやすい!
G.jpg
カウンターの裏は特に難しい仕組みにはなっていません。

2階はホールとリビングの吹抜けの間にはガラスブロックがついています。前のブログにも書きましたが、つかい方の基本はこれです。(向こう側が明るくないとガラスブロックの良さが出ないのです)
H.jpg
外観、間取、敷地の有効活用もしかり、ひとつの建物にトータルコーディネートを考えて私たちの思いを少しずつちりばめていく。
『住む人の為に!』が大前提ですが、提案者もポリシー(こだわり)を持って目の前の仕事に臨むことが大切だと思います。

※もう一言。今回のテーマ性から、この建物の笠木(階段の腰壁の上の木の部分)もいつもよりシャープに、糸面仕上げという仕上げ方で仕上げているのですが、わかりますでしょうか?









posted by アドベンチャー at 21:55| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月28日

モデル 14-7 ポイント!

さて、予定通り本日はモデルの撮影へ行ってきました。

5棟あって盛りだくさんなので、インテリアと間取のポイントを本日は1棟だけ説明します。

まずは「モデル14‐7」
リビングとダイニングを対角に配置して、ダイニングにもリビングにも
接するように和室を配置。
画像 035.jpg
何がいいかって、フローリングには寝転がりにくいけど
この和室ならゴロンとしながらテレビが見れる。
しかも大勢人が集まって宴会しようと思えば、キッチン、ダイニング
和室にリビングと、みんな一緒に会話が弾むってもんです。
画像 038.jpg
左手に見えるのは飾りだなとしても利用でき、テレビ配線、電話配管など
オールマイティーにこなす便利カウンターです。
《Point》家の設計をするときに間取のことばかり考えてしまいがちですが
プランをつくるときに考えなくてはならないのは、家というのは人が生活する器であるということが大前提であるということ。

TV、電話も当然ですが、外から帰ってきていつも探してしまう車のキーはきちんとどこかに置きたいし、ごみ箱はどこに置くのが便利?
いつも使うティッシュはどこに?
考えたらキリがないのですが、そこを考えてイメージして、しかもデザインよく設計するのが面白い!(HPにも書いていますが機能+デザインってバランス良く高めることが大切!)

もうひとついっちゃうと、いいプランをつくるコツは、人(自分)の動きを考えることなんですね。

さて、こちらは2階ホールのカウンター、書斎コーナーです。
画像 044.jpg
うちのコーディネーターがちょっとした遊びを入れています!?
こんな壁紙シールもかなりの種類を販売しております。
興味のある方はこちら↓↓↓
http://www.arsonline.jp/

正面の上のほうにはガラスブロックを設けて、ホールから部屋の電気が点いているのか確認できるようにしました。
子供部屋のドア上などにつけても、親がドアを開けずに確認できていいかもしれません。(子供は嫌がるかな?)
画像 046.jpg
反対の部屋側から見るとこんな感じです。

次回は、2棟目のご紹介をする予定です。お楽しみに!







ラベル:設計 インテリア
posted by アドベンチャー at 00:43| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

SUGAWARA`S ポスト&表札 

こんなポストをデザインして作ってみました。
製作はまたしてもガルフ西山氏にお願いしました。
DSC04475.JPG
自分で言うのも何なんですが、カワイイー!!!
例の四季彩の自宅側につけました。札幌にお住まいの方は
おいしいお酒と肴をいただいたあとに、チラッと見てみてください。
ちょっと違うデザインで同時期に別の場所にもつけましたので
次回のご紹介ということで!
(取り付けしたのですが、カメラを忘れてしまったのでした)

年末が近づいてまいりました。
インフルエンザもはやっています。
風邪などひかないように気をつけましょう!

このあわただしい師走ですが、来年の目標もじっくりと検討し
実現できそうな位置よりもちょっとだけ冒険した
ワクワクできる目標をたてることにします。
ラベル:ポスト 表札
posted by アドベンチャー at 22:30| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月17日

ガラスブロックの効果的な使い方。

あまり知られていませんが、ガラスブロックにもかなりの
バリエーションがあります。
色、すかし加減、ガラスの彫刻など建築的にも使い方次第で
空間に大きな変化が出てきます。
(ガラスブロックのHPをご覧になりたい方は↓
      http://www.negb.co.jp/lineup.html#op
私たちも、HPのギャラリーにも載せている通り結構頻繁に提案しています。
ただ、ガラスブロックを使うときはちょっと気を使わないと
良さが半減してしまうので注意が必要です。
ガラスブロックという素材は光を通す素材なのでなるべく
ガラスブロックを見ているほうの反対側に光源がなくては
なかなかきれいに輝いてくれません。
IMG_0966.JPG
このシリーズはカクテルカラーシリーズ。キウイグリーンとハニーイエロー
IMG_0967.JPG
色のバランスやその場所のテーマなどを考えて小物もセレクトすると
2階のファミリースペースもほんと楽しい空間にはや変わりです!!!



posted by アドベンチャー at 00:10| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

素敵な行灯(あんどん)が出来上がりました!

「四季彩」という居酒屋さんからの依頼で看板のデザイン製作の依頼がありまして
今日完成品を取り付けに行って参りました。
場所は札幌市中央区南19条西14丁目電車通り沿いです。
とても気さくで仲のいいご夫婦です。
12月18日OPENらしいので、ぜひいらしてみてください。
私の名前など出してみたら、もしかして何かサービスがあるかも!?

さてその看板ですがすごくかっこいい!!!
IMG_1326.JPG
黒い部分はスチールをタタいて自然な風合を出し黒のウレタン塗装。
文字は3oの真鍮切文字のいぶし仕上げ(こげ茶で古くなると味が出る)
半透明な部分は5oの和紙調アクリル板
底は開閉式となっていて電球の交換もしやすいつくりになっています。
IMG_1331.JPG
あわせてのれん受けも一緒に作ってしまいました。
IMG_1327.JPG
夜になるとまた雰囲気が違って、かっこいいでしょうねー。
OPEN後には必ず行きますので、写真を撮ってきます。
ちなみにポストと表札もデザインして今日色も決まったので
来週取り付けに行ったあと紹介します。

看板といえば、今歯科医院の設計も一段落してようやく着工したのですが
そちらのロゴデザインと、看板デザイン製作をご依頼いただいております。
外観はこんなイメージです。
歯科医院外観081025.pdf
来年の4月中旬に平岡にオープンしますので、お近くの方はぜひ。
内装も開放感と、落ち着きを兼ね備えたシックなインテリアです。
先生はお若いのですが、経験者で患者さんに対して思いの強い方です。
来年は年始1月17日にモデルハウス5棟完成するのでその準備から始まって
続々と手がけさせていただいた物件が完成します。
詳しくは当社HPのトップページとGALLARYに掲載しておりますのでそちらをご覧ください。

posted by アドベンチャー at 14:50| Comment(2) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

実は1度だけ、、、、

早いもので、今年もあと3週間ほどで終わってしまいます。
毎とし年末になるとこんなちょっと寂しい気持ちになってしまう気がしますが、、、
しかしこれからも「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で
堅実に繰り返し来る日々を大切に過ごしていこうと思います。


さて、先週あたりから今年お世話になったお客様のところに
年末のご挨拶に伺っています。
今日も3ヶ月ぶりとなってしまいましたが、
あるお客様のところにご挨拶に伺ったところ、
「篠崎さんブログ見てますよ」とありがたいお言葉。
I様、なかなか定期的に更新できずに申し訳ありません!

その会話の中でIさんが「篠崎さん。自分の写真載せないんですか?
ほらっ、建築家っぽい斜めから撮った写真載せてる人いるでしょっ。」
なんて言われたものですから、
「いやー恥ずかしいから私は載せません」とお答えしましたが
実は一度だけ載せているんですよ。なにげなーく。
2008年09月19日のブログの2枚目の画像の一番手前がわたしです。
普通ですみません!



今回の家の画像は1階のダイニング横にインナーテラスのあるプランです。
IMG_0951.JPG
ただタイルを貼った4.5帖の部屋ではどうやって使うのか
なかなかイメージもわかないと思いまして
ホームエレクターの家具をセッティングしました。
バリエーションがものすごくたくさんあり、しっかりしていて、
価格も比較的お手ごろなところがおススメです。
家事コーナーや料理教室、自宅カフェっぽい感じで使うのがイメージでしょうか?
右に見えている扉は脱衣室に通じます。

IMG_0954.JPG
このスペースはダイニングの横にありホームパーティーなどにも
楽しく使えるようにも考えました。
IMG_0953.JPG
R形状の階段手摺のガラスブロックも空間アクセントにひと役かっています。


今日の札幌は12月に入って2度目の10℃超えらしく
東京よりも暖かかったそうです(16年ぶりとか!)
気温の変化が激しい季節です。皆さんお体に気をつけて
楽しい年末をお過ごしください。






ラベル:写真
posted by アドベンチャー at 22:49| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

帯広いいとこ、一度はおいで!

またまた久しぶりのブログとなってしまい、
定期的に見ていただいている方には大変お待たせいたしました。
この年末に向けて、新築の依頼と少し大きなリフォームの話を
いただいたのと、千葉県の新築、帯広の新築と出張も多かったので
少しおろそかになってしまいました。

さて、そんなあわただしい日々だったのですが、
昨日おとといも帯広に1泊2日で行ってまいりました。
札幌とおおきく違うのは、帯広ってとても気温が低ーいのです。
(ちなみに昨日はマイナス10℃!!!)
でも、さすが晴天率日本一のまちです。昼間の気温は結構上がります
(それでも5度くらいでしょうか)
今回はこんな自然環境が厳しい土地に、札幌に建てるよりも更に断熱性能を高めた住宅を建築しています。
来年の2月末ごろになりますが、完成現場見学会も行う予定ですので
お近くの方も、遠くの方もぜひご覧いただければと思っています。
(来年早々このブログ上でご案内いたします)

帯広と言えば「豚丼」、「豚丼」といえば「ぱんちょ」が有名ですが
それ以外にも結構はやっているのが「屋台村」です。
今回も(2回目となりますが)行って参りましたが、帯広自体も地元の農産物でおいしいものが
いっぱいあるのですが、流通がいい場所なのでしょう、
近郊の釧路や根室から、魚介やカニなどたまらん食材には事欠きません!
それをまた更においしく調理して出してくれるので
はやるのでしょうね。
しかも、屋台の主人やママと客の距離が必然的に近いので、
なんだか普通に会話が始まってほのぼのとした雰囲気になります。
これも人気が出る理由なんでしょう。

今回は家の話がないのもさびしいのでこちらも10月に完成しておりました富岡のモデルハウスをご覧いただきましょう。
このモデルは白を基調としたナチュラルモダン系のインテリアです。
DSC04438.JPG
ダイニングは北側ですが、ダイニングの窓から見える景色は
隣の家の庭なのです。景色と光を拝借した設計なのです。
DSC04439.JPG
設計するときにいつも気を使うのが階段の位置です。
階段の降り切り(昇りはじめ)、上がり切り(降り始め)には
ちょっとしたクッションとなるスペースが必要なんですよね。
なぜかと言うと、専門的に表現するとこの場所は動線が交錯するから
なんです。そのことを気にしないで設計すると、なんだか落ち着かない
間取りになります。
「なんだか」と言うところが実はとても大切なんですが、、、
IMG_1277.JPG
細かい話は抜きにして、2階のホールにもこんな共有カウンターが
あったりすると、パソコンしたり、絵を描いたり、ゲームしたりとか
結構使い道はあるはず、、、、
IMG_1281.JPG
年間を通してこのようなモデルハウスをインテリアコーディネート
も含めてかなり手がけているのですが、いろいろなことが試せて
検証できるのがまた楽しいですね〜。
この次建てるあなたのために!?いっぱい検証しておきます!








posted by アドベンチャー at 22:24| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

前回の続き、、、

さて、今日は前回から時間をおかずに更新!

内装インテリア編です。
まずは玄関ホールから組込車庫内を望む窓の窓台にモザイクタイルを使用した画像から
DSC04280.JPG
名古屋モザイクタイルのニューヨーカーガラスというタイルです。
このキャラメル色が私は好きです!
モダンデザインにはおススメのタイルです。
お次は「キッチンはリビングからはなるべく見えないほうがいい派」の
方への提案モデル。
IMG_1146.JPG
キッチンとダイニングのやり取りは(配膳)はオープン式の造作家具カウンターから行います。小皿、箸、調味料などもこの中においてどちらからでも使えるようにしておくのがポイント。
IMG_1161.JPG
普段、扉は閉めておく。するとキッチンの上に置いてあるものや洗い物はダイニング側からはまったく見えなくなります。
DSC04283.JPG

さてお次はホールなどの共有フリースペースにカウンターを設置した例。
IMG_1181.JPG
物入れ横の壁の厚みを利用してニッチ(飾り棚)を設けてみました。
こんなちょっとした工夫だけでも、ここの空間全体が更に生きてきますね。
DSC04290.JPG

モダンなデザインの階段手摺というのも、メーカー物ではなかなか見当たらない。頭に描いたデザインがないときには、何とかして作ってしまう。ここもその一例です。
IMG_1168.JPG

最近よくリビング横のこんな書斎(パソコンコーナー)をよく提案します。家族のみんな誰でも楽しめる場所という感じでしょうか。
パソコンなどは今後当たり前のように私たちの生活の中に入ってきます。もう少し便利な場所にあってもいいのではないのでしょうかという問いかけです。
IMG_1066.JPG
こちらは同じ建物のLD。右のほうに見えているのはガラスブロック。
IMG_1068.JPG
ガラスブロックの後ろは階段室。
IMG_1064.JPG
対面キッチンとダイニングの壁の厚さを薄くして、見切りよくタイルを貼るのもなかなかGOODな発想です。
IMG_1069.JPG
横から見るとこんな感じです。
IMG_1070.JPG

モダンデザインもただ奇抜にすればいいのではなくて、全体のインテリアとなじんだ、アクセントとして発想していければいいのではと思います。出来ればデザインが機能に結びついているとなおGood!でしょうね。

次回もインテリア編です。近々アップ!お楽しみに!












posted by アドベンチャー at 23:50| Comment(1) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

バウハウス風モダン建築!?

前回のブログから少しご無沙汰してしまいました~~~~
さて、ようやく歯科医院の設計も周りの皆様のおかげで
ほぼまとまってきまして
(面白さもあってついのめりこみすぎましたが)
少し時間的な余裕も出来てまいりました。
なかなかお見せしたい画像を、「忙しいから仕方ないか〜!」
と自分を甘やかして、ブログを更新しないでお見せ出来ずに
おりましたが、ようやく久々の書き込みです。(ホッ!)

前回のブログと同時期に完成したモデルですが、
少しテイストを変えて提案しております。
まずは外観、、、
IMG_1051.JPG
この建物の右側に
IMG_1050.JPG
3階建ての木造住宅というのはどうも四角いビル(箱)みたいな外観になりがちです。どうせなら四角い感じを強調しちゃって、それでもどこかやわらかさを出せればと木目調の外壁材と、屋根の一番上のところ(破風といいます)の厚みを変えて変化を出してみました。
IMG_1052.JPG

外観などはよく赤いサッシやオレンジのサッシなどをアクセントに
使用したものも見受けられますが、できれば奇抜さだけで
目を引くものではなく、決して派手ではない上品な美しさで
目を引くような外観を目指したいといつもいろいろとチャレンジしております。
内装もそんな、「ちょっと違う!品のいいセンスを感じるインテリア」
を目指して、今回もチャレンジしております。
そんなことで、次回はインテリアをお見せしたいと思いますが、チラッとお見せしますと
IMG_1191.JPG
上がり框に天然大理石モザイクタイルを使ってみました。
あわせて玄関ホールの床は300角の白いタイルです。
上がり框にモザイクを使用すると滑り止めになっていい!?感じでした。
何せ天然石なものですから、1個1個な厚みなどが違い、
最初は女性のストッキングなどが引っかかるくらいのざらつきで
問題ありでしたが、
職人さんの協力で角(バリ)をヤスリでとっていただき
とても滑らかな上がり框が出来上がりました。
写真をご覧になってもしご意見などありましたら、ぜひ「コメント」を!

それでは次回(たぶん近々)、インテリアの画像をふんだんに入れてのブログを楽しみにしていてくださいね!





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2008年10月21日

続々と、7月に忙しかったときの成果が完成!

今月上旬までに12棟のモデルハウスがオープンしました。
もちろん私たちが住宅を提案するのであれば、こんな考え方、見せ方があるのではないかという一例ではありますが、、、
今回はその12棟のうちの4連棟の3階建をご紹介いたします。
外観は木目調サイディングとシルバーのサッシの組み合わせでスッキリした感じですが、サッシを連窓にして同じサイズを使用して、ちがうたてものですが4棟が調和して町並みになじむように計画しました。
IMG_1056.JPG
玄関ホールには一部タイルをあしらい、グリーンを置いたり、椅子を置いたりしても良いのでは。
IMG_1063.JPG
最近良くおススメしますが、ダイニングのカウンターって利用価値が大だと思います。パソコン、アイロン台、子供の勉強机、趣味、、、
IMG_1087.JPG
先ほどと違う建物の玄関には、ホールに300角タイル、框にはなんと天然大理石モザイクタイルを使用!施工店さん大変苦労かけまして申し訳ありませんでした。謝!(天然石をカットするのは容易ではないのです)
IMG_1123.JPG

まだまだ他のモデルも含めてたくさんの写真をご紹介していきたいので
ブログでは少しづつ、最終的にはHPに掲載しますので、少しお待ちください。
11月に入ってからは少し時間が取れそうですので、もう少し詳しくご紹介できればと思っております。
posted by アドベンチャー at 22:32| Comment(0) | 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月14日

ペットと一緒に住む家。

ペットと一緒に住む家の間取はやはり床はタイルが掃除しやすくていいと思います。
ペットは家族の一員でもありますので、やはりいつでも飼い主の顔が見えて安心できるような空間がいい。そしてそこにいるとペットも落ち着いていられるような場所がいい。
ペットと一緒に住む家の間取は、壁の作り方、ガラスの位置、段差の寸法などの細かい計算の上、それぞれの目線はどの範囲をとらえるのか、音はどの場所でどの程度聞こえるのかを考えて設計します。
DSC04045.JPG

ところでこのワン子かなりリアルでしょ?
札幌駅のソニープラザに取り寄せてもらいました。MadeInニューヨークでメリッサ&ドウ社で作っています。
DSC04047.JPG

ワン子の目線は飼い主といつでも合わせられる。ワン子も飼い主も大喜びの間取です。
DSC04055.JPG

この黒ラブもかなりリアルです。
椅子に座って本を読む飼い主の横で、外を見て楽しむ黒ラブ子です。
DSC04051.JPG
(後半の家はHPのGALLERY石狩市樽川5連棟モデルH19年10月完成に掲載されています)

うちも犬を飼っています。こんな素敵なインナーテラスはないのですが、ちなみにこんな犬です。名前は「チャーリー」です。よろしく!
チャーリー.png

※このブログにメッセージ(要望・意見・その他何でも結構)をいただける方大歓迎です。なので
下のほうにCommentを書き込めるように設定しました。
匿名でも結構です。よろしくね!



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2008年09月10日

表札作ってみました。

実は私のいとこが、東京の江戸川区で鉄工所を経営しております。
鉄工所といってもほんとにいろいろなものをつくっているのです。
ほとんどの人はあまり意識して見ていないと思いますが、たとえば東京ミッドタウンの吹抜けの手摺に、エレベーターの入り口の枠に、
注意してみてみるとほんとにいろいろなところに金属が使われているものです。
たいてい場合、人の目につくところに使われるものはステンレスのヘアーライン(横に細かい筋が入ったもので指紋が目立ちにくい)か、鏡面仕上げ(あまり人の手が触れない位置に使い鏡のように反射するもの)を使っているようです。
今度どこかのビルに入ってエレベーターで待っているときなど、じっくりと見てみてください。結構いろいろなところにステンレスがつかわれているのがわかります。
住宅には仕上げ材としてあまり使われることがありませんが、キッチン周りは比較的多く使われていますよね。
今回は、そのいとこの鉄工所とのコラボレーション!?で表札を作って見ました。
IMG_0900.JPG
ステンレスヘアーラインに文字を焼き付けています。
大きさは巾22センチの高さは黄金比(名刺の縦横比)。
あっ!そうそう。表札って厚みがあるほうが縁起がいいってご存知でしたか?

書体、サイズなども自由に出来ますので、今度作る表札はもう少し遊びを入れたものにしてみようと思います!

ラベル:表札
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2008年09月06日

キッチン対面カウンターをタイルで施工すると、、、

キッチンの対面カウンターの材料は、木や木に見えるシートなどで施工するのが一般的のようです。

私たちの事務所ではかなりの割合でタイルを提案しています。
そしてまたほとんどの場合、ここの巾を25センチか30センチにして配膳を楽にしたり、飾り棚としての機能も持たせます。
しかしなんといっても、タイルの種類というのはほんとにいっぱいあって、デザイン的にも空間デザインに一役かってくれる優れものなのです!
「この場所でタイルを使うのは目地の掃除がたいへんでしょー!」なんていう方も、今は油汚れに強い抗菌目地というのがありますので、将来的にもそんなに心配は要りません。かえって木のほうが水には弱いので塗膜がはがれてきたり、気を使うのでは?と思います。

さて、今回の施工写真のご説明です。
最初のものは、天板部分がINAXのインテリアモザイクニュアンス50角、小口は名古屋モザイクのアートモザイクを指定の色配合でつくってもらったものです。
画像 073.jpg

次の写真は、天板がINAXのインテリアモザイクニュアンス100角、小口はインテリアモザイクニュアンス25角を2色使って白の2個飛ばしで色を入れてみました。モダンなイメージにはなかなか合います。
画像001.jpg

もうひとつ上と同じパターンで色違い。こちらはオレンジをテーマにした家です。
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タイルの話題でしたので、こんな使い方もヒントにしてみてください。
玄関脇のベンチ部分の背面にタイルをデザインして貼ってみました。
背もたれ部分が長い年月の使用で汚れないようにという配慮もしてみたのですが、
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いろいろな、タイルの使い方があると思いますが、これからも
「デザインと機能の両面をほどいいバランスで提案していく」
ということを大切にして、お客様に気に入っていただくインテリアをつくっていきたいと思っています。





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2008年09月02日

アイアン手摺の開放感!

鉄(アイアン)といっても、いろいろな形状があるようです。
断面が四角くて角がガタガタとしているもの。平べったいバー状で端がギザギザしているもの。
今回は家全体のイメージにあわせて、なるべくすっきりとしたものでありながら、ちょっと存在感があるものでというイメージだったので(なんだかアバウトですが)
下の写真のようなアイアン手摺になりました。
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手摺(実際に人が手で触れる部分)はウォールナット材などの目が細かくて肌触りのいいものにしましたが、ちょっと頭でっかちになってしまいましたね。もう少しシャープな雰囲気にしたかったので45o角くらいのサイズでよかった気がします。(写真は60o角)
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アイアンもメインの支柱に両側からバーで挟みこみ、5箇所で壁と踏み板に固定するとビクともしません。

画像 023.jpg
今回の話題は、階段手摺の上がり始めの部分です。
一般的には、ここは高さ90cmくらいの斜めの壁で作ってしまいます。
開放感、明るさ、空間のアクセントとしての存在感などに今回のようなアイアン手摺は一役かってくれそうです。



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2008年06月18日

住宅プランニングのノウハウ大公開!!!Part4

今日は第4回目となります『「できれば避けたい」から「必ず避けたいまで」プラン段階で気づきたい間取の意外な落とし穴』をお伝えしたいと思います。


今回は ■和室・水周り編■+おまけ です


■和室編■

@仏壇置き場がある場合、トイレと背中合わせに配置してある!?
(これを隣り合わせにしないのは、基本中の基本です!)
A畳の上にタンスやピアノなどの重いものが常時載っている!?
(どうしてもおきたい場合は一部だけでも板畳を設置しましょう!)
B神棚と仏間が向かい合わせ!?
(当然ながらよろしくないのですが、向かい合わないように最初から設置位置を検討しておきましょう!)

■寝室・子供部屋編■

@寝室や子供部屋の中が共用部(玄関、ホール、居間など)から丸見え!?
(介護などほかの用件を優先した場合、プラン上どうしても仕方ないときもありますが、特にベッドが見えるのは×)
A子供部屋は南側でないとだめ!?
(子供部屋は南に向いていないとだめ!という親がいます。確かに日当たりもよく子供がのびのびと育つイメージもありますが、実際には昼間に直射日光の入る部屋では勉強しにくいし、天気のいい日は元気に外で遊んで欲しいものです。風水的には東側の子供部屋がよいとされているようです)
B2階の子供部屋の下に、1階の親の寝室がある!?
(2世帯住宅のときに起きやすい状況ですが、子供が育ち盛りなどの場合は特に音の問題があるので基本は避ける。どうしてもという場合は、少しやりすぎと思うくらいの防音対策を!最近の高気密高断熱住宅は家の中で特に音が響きます)

■洗面脱衣室■

@注文住宅なのに洗面室、脱衣室に窓がない!?
(この空間に窓がないのはいただけません。家の中でも一番湿気がこもる場所です。ときどき空気の入れ替えができるよう、小さくても窓が設置できる配置にしましょう!)
A脱衣室で着替えると(拭いたり、脱いだり、着たりすると)ひじが壁にあたる!?
(1/50の本図面の中に1.8p円は書けるくらいの空間が必要です)

■トイレ■

@2階トイレの直下(1階)がキッチン!?
(キッチンだけではなく、LD、個室もなるべく避ける。基本的にはキッチンを除いた1階水周り上部のトイレが○。夜の静けさの中では特に排水管を流れる音は響きます!)
Aトイレの横がすぐ寝室!?
(トイレは夜中の静まり返った時間でも使用しますので、できれば避けたい。どうしてもという場合は、壁に断熱材を入れたりなどの防音対策をしっかりと行う)

※おまけ※

■家相・風水■

@家相・風水が全て満たされていないとダメ!?
(これは経験上かなり難しい。家相を満たせば、風水上良くないとか、風水を満たせば、非効率的な動線になるなど、どこかに無理がかかることが多いです。
ご家族にどうしても信望する方がいるのではない限り、鬼門裏鬼門になるべく水周りがこないようにするといった程度で考えるほうが効率的でいい場合が多いのではないかと思います)

以上、4回にわたり『「できれば避けたい」から「必ず避けたいまで」プラン段階で気づきたい間取の意外な落とし穴』をお伝えしてまいりましたが、次の機会がありましたら『プランを作る上でなかなか話しに出てこなくて、忘れがちな、でもとても大切なこと』をお送りしたいと思います。
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2008年06月01日

住宅プランニングのノウハウ大公開!!!Part3

第3回目となります『「できれば避けたい」から「必ず避けたいまで」プラン段階で気づきたい間取の意外な落とし穴』をお伝えしたいと思います。


今回は ■リビング・ダイニング・キッチン編■ です

@リビングのソファに座っている人からの目線で、キッチンに立っている人の足元が見える!?(キッチンでの動作は心理的にあまり人にみられたくないものです)
Aリビングのソファに座っている人からの目線で、キッチンに置いてある冷蔵庫が見える!?(冷蔵庫の中なんて特にあまり人にみられたくないものです。冷蔵庫の配置も考慮しましょう)
B2階にリビングが設置される場合に多いのですが、ソファや食卓テーブルのすぐ脇に階段の降り口がある!?(たまに見かけるプランニングですが、危険ですし落ち着きません)
Cリビングとホールの間に扉がない!?(開放感を出すためにこのような間取にする住宅展示場を見かけますが、よほど気密性が良くないと寒いし、夜になって照明はリビング側しかつけないのでリビングから見えるホールが暗い=怖いなどあまりお勧めできません)
Dリビングダイニングを一体の大きな部屋でとる場合、玄関ホールや廊下からの扉を開くと食卓テーブルが目の前に出現する!?(南側が道路で1階にリビングとそれに続く和室がある場合に良く起こる現象です。どうしてもという場合は、目隠しの壁を作る、飾り柱を立てる、ローパーテーションなどの工夫が必要だと思います)
Eキッチンが北側!?(この場所は日当たり、使い勝手などすべてに優先したいくらいです。北側の暗いキッチンで、「さあ、今日も一日頑張るぞ!」と思ってもなかなか元気も沸いてこないと思うのですが、、、キッチンのオススメ位置は、やはり東側の朝日が燦燦と入ってくる気持ちのいい場所がいいと思います)
Fテレビの配置が悪く、背面の窓の映り込みがきつすぎて昼間テレビが見えづらい!?(最近のテレビは性能が良くなってきてはいるものの映りこみはまだまだあります。ソファの位置、テレビの位置、窓の位置は、プロでもそこまで気づかない場合が多いのでご自身でもしっかり確認したほうがいいと思います)

1/100の縮尺の図面を見て「よしよし!これでよさそうだ」と思っていたはずなのに、実際に家が出来上がると「アレー、何で○○がこんなに使いづらいんだろう」とか「イヤー!失敗した。これはこっちのほうがつかいやすかったー」など自分が思っていたことと違うことが起きてしまうのはとても残念なことです。
家というのは、基本的には一度出来上がると何十年もその間取で生活することになります。
プロも驚くような絶妙な設計などはできなくても、上に書いたことは素人の方でもチェックできますのでぜひ新築の間取りを検討中の方は見てみてくださいね。

次回は■和室・寝室・水周り編■を一気にご紹介いたしますのでお楽しみに!!!
ラベル:設計 間取 新築
posted by アドベンチャー at 00:06| 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月16日

住宅プランニングのノウハウ大公開!!!Part2

第2回目となりますが
『「できれば避けたい」から「必ず避けたいまで」プラン段階で気づきたい間取の意外な落とし穴』と題してお伝えしたいと思います。
今回は
■ホール・廊下・階段編■です

@長い廊下の突き当たりに、トイレや脱衣室の扉、場合によっては洗面台の鏡がこっちを向いている!?
(夜は怖い感じがするし、人の目線に入りやすい場所なので、できればちょっとずらすなどの工夫をしてラインを避ける)
Aホールに自然光(風)が入ってくる場所がない!?
(玄関扉についているガラス部分からの光だけでは暗すぎます。玄関かホールに開口できる窓をつけましょう。見落としがちなのが2階ホール。ほとんどのプランではホールに風が入ると家全体の風通しがよくなります)
B階段を上がりきった2階のホール部分が狭い!?
(できれば一般的な廊下幅78cmではなく、上りきったその場所だけでも広めにしたほうがよい。3尺=78p程度では間取によっては危険な場合もあります。この場所を少し広く取り、家族みんなで利用できるファミリースペースにするなどの工夫をしても良いかもしれません)
C階段を上がりきった2階のホール部分のすぐ脇にトイレの扉がある!?
(これも危険な場合が多い。トイレの扉は外開きor引き戸です。どちらにしても人の動線が交差する場所として危険)
D階段を降りきった正面にガラスドアがある!?
(万が一階段から落ちた場合にそこにガラスがあったら非常に危険!)
以上。今回は共用部分で項目も少なめでしたが、次回はいよいよメイン■リビング・ダイニング編■です。
一週間後くらいにアップする予定です。おたのしみに!
ラベル:設計 新築 住宅
posted by アドベンチャー at 22:34| 設計・プランについて・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

対面キッチン、カウンターの役割・デザイン

対面キッチンで設計するとよく設定されるカウンター。
ハウスメーカーなどでは注文住宅でも黙っていると、「標準的には巾16センチくらいの木のカウンターになります」なんて言葉が返ってきそうですが、ここにもやはりひと工夫入れたいところです。
機能的には巾16センチというと、小皿は良いですが大皿を置くと高台(底につけられた丸い輪の形をした部分のこと)さえもはみ出すし安定感もなく危ない。
やはり対面キッチンたるもの配膳時食器はここを通るのだからある程度巾を持たせたカウンターが便利だと思うのですが。
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タイル収まりの厚み5センチ、巾40センチ やわらかい色合いで南欧デザインの家にあわせました
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タイル収まりの厚み2.5センチ、巾40センチ 青のラインがスッキリとした北欧デザインの家にあわせました
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タイル収まりの厚み2.5センチ、巾30センチですがコーナービットを使用して角を丸くしています。
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タモ材集成カウンター厚み3センチ、巾25センチ こちらは木質感を強調。
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こちらもタモ材集成カウンター厚み3センチ、巾25センチ これはこれで掃除もしやすく食器を多少乱暴に置いてもわれずらいメリットもあると思います
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タモ材集成カウンター キッチン側から見るとこんな感じです

ちょいと注意ですが、このカウンターの巾どのくらいの寸法がベストかって迷ってしまいませんか。「大は小をかねる!?」のでしょうか?
実は家の設計にはもっとも気を使わなくてはならない、ポイントとなる場所がいくつかあります。ここの数センチの決め方が今後何十年も使っていく家の便利さに反映してしまうのです。
次号以降の『住宅プランニングのノウハウ大公開!!!Part2』でこの話はしますね。お楽しみに!

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