3月はじめ、まだ雪のある頃に完成した「紬葉の家」
春になって、
窓越しの木々や山の景色は、美しく色づき始めているでしょうか。。。
長いGWを迎えるにあたり、
打合せ中のお家の進捗などを確認しながら、
私には大仕事が待っている〜 (^^;
その大仕事、7割方 片付いてはいるのですが、だらだらと引きずっている状態で。
すっきり終わったら、ブログでもご報告します。きっと。
葉っぱの形をしたタイル。
グレージュカラーのグラデーションと、
カウンターに施されたモルタル色の塗り仕上げ。
陶器の白と水栓のクローム・・・
造作ならではの組合せ。インテリアは奥が深くて楽しい♪
事務所の大奥にあるキッチン壁に、むりやりモルタルを塗ってもらったのが数年前。
当たり前ですが、すっかり油で汚れてしまいました。
今は防水仕様の塗り素材がある。
いい世の中です。
ペレットストーブの床も塗り仕上で、壁は札幌軟石。
噴火活動によってあの大きな支笏湖が形成された時、
流れてきた火砕流が南区石山あたりで固まった。
それが札幌軟石だそうで、
4万年前の噴火の様子に想いを馳せながら、
火砕流には決して出会いたくないと願うのでした。
地元産、しかも歴史にまつわる素材を身近に、という家づくり。
地産地消というか・・・消費ではないけれど、
素敵な事だと思います。
紋別のカラマツ、道南杉、道産無垢材、
既にシノザキの家で使っている地元の木材たちも、軟石を歓迎してくれるでしょう。
紡葉の家の2階。大きな吹抜を囲むように、格子の手すりが繋がっています。
この大きな吹抜に、
何か印象的なペンダントが欲しい!
お客さまも私もそう思いました。
物語を感じさせる物。
インテリアは いつしかそんなテーマとなり、探す事しばし。
海外からの輸入器具を扱っている代理店で、みつけたのがこの器具です。
グレイパンツ Scrap lights MOON 大中小
名前のとおり、スクラップ。
再生ダンボールを素材とし、レーザーで精密に切断、
ハンディキャップを持つ職人さんが無毒な接着剤を用いて丁寧に組み立てる。
そんなストーリーをお伝えし、
お客さまも共感して下さって、
このペンダント3灯はシアトルから日本にやってきました。
灯すと更に美しい。
家はご家族の物語が紡がれていく場所。
そんな大切なお手伝いをさせて頂いている事に、感謝です。
今日は少し時間をかけて書きました。
長くなりましたが、ご覧頂き、有難うございます。