紡葉の家 2019年3月竣工 / ヒュッゲ小屋 2019年10月竣工 10.jpg

2019年04月25日

紡葉の家2

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3月はじめ、まだ雪のある頃に完成した「紬葉の家」
春になって、
窓越しの木々や山の景色は、美しく色づき始めているでしょうか。。。

長いGWを迎えるにあたり、
打合せ中のお家の進捗などを確認しながら、
私には大仕事が待っている〜 (^^; 
その大仕事、7割方 片付いてはいるのですが、だらだらと引きずっている状態で。
すっきり終わったら、ブログでもご報告します。きっと。

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葉っぱの形をしたタイル。
グレージュカラーのグラデーションと、
カウンターに施されたモルタル色の塗り仕上げ。
陶器の白と水栓のクローム・・・

造作ならではの組合せ。インテリアは奥が深くて楽しい♪

事務所の大奥にあるキッチン壁に、むりやりモルタルを塗ってもらったのが数年前。
当たり前ですが、すっかり油で汚れてしまいました。
今は防水仕様の塗り素材がある。

いい世の中です。

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ペレットストーブの床も塗り仕上で、壁は札幌軟石。
噴火活動によってあの大きな支笏湖が形成された時、
流れてきた火砕流が南区石山あたりで固まった。
それが札幌軟石だそうで、
4万年前の噴火の様子に想いを馳せながら、
火砕流には決して出会いたくないと願うのでした。

地元産、しかも歴史にまつわる素材を身近に、という家づくり。
地産地消というか・・・消費ではないけれど、
素敵な事だと思います。

紋別のカラマツ、道南杉、道産無垢材、
既にシノザキの家で使っている地元の木材たちも、軟石を歓迎してくれるでしょう。

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紡葉の家の2階。大きな吹抜を囲むように、格子の手すりが繋がっています。
この大きな吹抜に、
何か印象的なペンダントが欲しい!
お客さまも私もそう思いました。

物語を感じさせる物。
インテリアは いつしかそんなテーマとなり、探す事しばし。
海外からの輸入器具を扱っている代理店で、みつけたのがこの器具です。

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グレイパンツ Scrap lights MOON 大中小

名前のとおり、スクラップ。
再生ダンボールを素材とし、レーザーで精密に切断、
ハンディキャップを持つ職人さんが無毒な接着剤を用いて丁寧に組み立てる。

そんなストーリーをお伝えし、
お客さまも共感して下さって、
このペンダント3灯はシアトルから日本にやってきました。

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灯すと更に美しい。

家はご家族の物語が紡がれていく場所。
そんな大切なお手伝いをさせて頂いている事に、感謝です。

今日は少し時間をかけて書きました。
長くなりましたが、ご覧頂き、有難うございます。





























posted by アドベンチャー at 17:46| Comment(0) | works-2019- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月05日

紡葉の家 1

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春らしくなりましたね。
道産子としては、3月はまだ雪の多い冬というイメージでしたが、
年々 変化してきているのを感じます。

その温かな先週末、「紡葉の家」の完成見学会が開催されました。
大きなお家でハイスペックなフル装備、
耐震構法SE構法での弊社1棟目という事もあって必見アピールのかいあり、
大勢のお客さま、関係業者さまにご覧頂く事ができました。

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リビングはステップダウンのタイル仕上げ床になっています。
床下スラブヒーターのパイピングにより、
空気層から熱が伝わる無垢床部と違い、直にほんわりと温まるから何とも心地よいスペース。

また、天井の一部を下げてあり、ほら穴にこもるような落ち着く場所となりました。
インテリアもリゾート感たっぷり。

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ステップダウンにすると生まれる基礎の段差と、それを利用したアッパーライト ↑
海の底に漂っているような感覚・・・いわゆるヒラメ感みたいなものを味わえそうです。

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手すりの横格子が美しく連続 =====
階段はクルミ三層合板、手すりはタモ集成材での造作です。
大工さん達は大変だったはずで、すごいなと思います。

ブログ更新も久しぶりだったので、ご紹介できていないお家もあり、
春でもあるし、また少しずつアップできればと思っています。
今日の〆は、私お気に入りのディスプレイで ↓

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青森ヒバの、スツールと薪セット。
エッセンシャルオイル付なので、森林浴気分を味わえる。
薪ストーブはおけないけれど、その気になれる一品だと思います。






















posted by アドベンチャー at 15:22| Comment(0) | works-2019- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

Ku’u home 'olu'olu 明日から完成見学会

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明日から完成見学会の「K'uu home 'olu'olu」というお家。
本日セッティングに行ってまいりました。

’olu'olu…おるおる は、ハワイの言葉で「心地よい」というような意味だそうで、
完成したお家はまさに 心地よい家です♪

完全予約制となっておりますので、気になる方は
シノザキ建築事務所ホームページをご覧下さいませ。

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アカシアの無垢床と、クルミのカウンター
どんな場所なのか、全貌は明日まで秘密。

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川田と越膳
家電の搬入と設置の為に待機中。
今日は朝から仕上げのチェックや調整で、お疲れさまでした。

ご予約下さっているお客さま方、お気をつけていらして下さい。




posted by アドベンチャー at 22:59| Comment(0) | works-2019- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月03日

年賀状

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新年おめでとうございます

「幸せな家づくりのレシピ」実は主人が2007年秋に始めたブログです。
わお〜そんなに経ったのだなぁ〜

しかしその頃からポツリポツリという雨だれペースの更新なのだから、
見て下さる方も当然少なかった。

…で アクセス数の伸び悩みから、諦めのよい主人がこれを放棄!というと聞こえが悪いか。
つまり私に託してくれたわけです。

記事の編集に時間はかかるものの、
写真やネタを探しながらの日々はそれなりに楽しかった。
インスタのようにチャチャッとアップするのがイマドキなのかもしれないけれど、
言葉を選びながら綴っていくブログを、これからも大切にしていきたいと思います。

画像は個人の年賀状でございます。
会社の年賀状も同様に、モタモタとお正月明けから送らせて頂いております。
ご挨拶が遅れてしまい失礼いたしております。
本年も宜しくお願い申し上げます。











posted by アドベンチャー at 18:12| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月29日

望茂林の家2

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今年12月に完成した「望茂林の家」
冬なのでさすがに葉も落ち、さながら「望枯林の家」
…枯林…コリンと読むそうで、枯れた林の事。

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枯林という言葉はあまり使いませんので、
冬木立という表現の方が馴染みが良いかもしれません。

冬晴れの日、枯枝に積もった雪がキラキラするのもキレイですし、
猛吹雪の中、風雪に耐える木々を見ながら、家に守られている事にホッとし、
又は荒涼とした景色に人生を重ね、しんみりする・・・

イキイキとした緑の木々を見るのとは別の深い味わいが、
冬の木立にはありそうですね。

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おっと室内にも道南杉の木立

写真の正面奥はシューズクロークで、手前に引戸付。
奥側の格子とニッチの間の通路から玄関へと通じます。

建具を極力減らし、オープンに暮らしたいご家族が増えているのは偶然たまたまでしょうか。
来年着工が決まっているプロジェクトのなかでもそのようなプランのお家が数棟あり、
私などは「わ〜見え過ぎる」と狼狽しています。

昔「見え過ぎちゃって困るの」ってCMありましたわね。
まだプラン段階ですので、
どんなお家になるか、お楽しみに。

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ところで2019年、シノザキ建築事務所の家のテーマは何にしよう?
ちょっと待って、
すると2018年のテーマがあったみたいじゃないか…

棟梁に聞くと、
「今までつくってきた家にプラスする変革」だそうで(言葉での表現はもっと素朴なものであった)
はぁ〜その「変革」をどうするかが重要なのだよ。

休み中に色々と妄想しようっと。







posted by アドベンチャー at 17:25| Comment(0) | works-2018- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

☆☆☆Merry X'mas☆☆☆

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☆ Merry X'mas ☆

クリスマスの1ヶ月ほど前にツリーを飾り、
ラジオから流れる音楽や、
街中の賑わいを感じてキラキラ気分

今年もケーキはセボーエボン♪にしました
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クリスマスから年末年始というのは やっぱり特別な時間。
忙しい時期でもあるけれど、
これを乗り切った達成感の後で、ダラダラ休むのは 一入ですよね。

さぁ明日からラストスパート!

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今宵は素敵なクリスマスをお過ごし下さい

posted by アドベンチャー at 19:40| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

望茂林の家1

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12月も半分を過ぎて、
忘れる事なく雪は積もり、
また本格的な冬が来た。

そして私、
来年の色々なプランを頭の隅っこに追いやりながら、
時間に追われてモタモタしています。

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「望茂林の家」
緑道の林を望むロケーションに建てられた家が2週間ほど前に完成しました。

2階のフリーなスペースに設けられたカウンターから。 ↑↑
今の時期は葉っぱが落ちてしまっていますが、
木立の美しさは見飽きる事がありません。

ボォっとしたり瞑想したり、鳥を探すもヨシ。
思い思いに過ごせる場所です。

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1階の和室からもこのとおり。
リビングと和室は景観を優先し、実は北側なのです。
でも あえてそうした、のが納得できます。
この景色を眺め、自然を感じながら暮らす日常は、豊かな気持ちにさせてくれるに違いないから。

北側リビングとは言え、
南側に設けた大きな大きな窓から、日差しがたっぷり入ってきます。

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自然の景色、公園など、
室内からの眺めを重視した家づくりは確かに理想です。
でもそんな土地はなかなか手に入らない。

その場合は自前で庭をつくる。
植物や野菜を育てたり、もれなくついてくる雑草や虫との終わりなき闘いを繰り広げながら、
丹精した庭を眺めて寛ぐ時間はひとしおではないでしょうか。

もっとも私などは「見るだけ」派です。















posted by アドベンチャー at 16:43| Comment(0) | works-2018- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

下町ペンダント

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エトワール。
フランス語で星を意味する名前をつけたペンダントライトが右。
印象的なフォルムなので、照明を主役にしてクロスは濃いめの無地が素敵♡
見えていませんが、天井だけ青緑なのは家人にしかわからないかもしれない。

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玄関ホールから続く造作手洗いは、壁に迷宮テイストのタイルを。
そこにぶら下がる 小ぶりの真鍮ソケットランプも、手動スイッチ付のねじりコードに的を絞り、
この家のオーナーが執念で探したもの。
そこにそれほど燃えない、又は何の事やらわからない、という人も多いと思うが、
私は勿論 理解できます!! 

少し前にご紹介した「迷宮の家」、
ダイニングのペンダントも簡素でよい雰囲気でした。
階段はAPROZ社の コスタ ↓ とトーレ ↓

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ねじりコードからの無垢の木、
木の部分が短い左がコスタで、ランプをガラスシェードで覆うタイプ。
木の部分が長い右はトーレで、ランプはむき出しのタイプ。

APROZ社は日本の会社。照明器具は下町の工場で職人さんが作っているそうなんです。
なんて素敵なんでしょう〜ついつい反応してしまいます。

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大手メーカーの器具にはないデザインが秀逸。

家1軒分のインテリア素材は沢山あります。
その全てを真剣に選ぶと、疲弊するでしょう。
家づくりを楽しんでもらいたいですから、疲弊は困る。なので私共の出番。
これがよいと思うものを、お客さまに合わせて ある程度は予めセレクトしておきます。

デザインペンダントのように、お客さまが考えて悩みながら選ぶべき!というところは、
それでもまだ沢山ありますからね。

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今週末はしのカフェです。
posted by アドベンチャー at 19:39| Comment(0) | works-2018- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月25日

ともだちんち3

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ペレットストーブも薪ストーブも、それぞれに燃料は嵩張る。
薪は置き方によっては絵になるが、
ペレットは厚手のビニール袋入りで、絵になりようがない。
なので収納内に隠すのがクール。 手前の引出しです。

続いて下の写真は玄関から土間続きのシューズクロゼット。
靴やコートの他、例のペレット入れ引出しがあり、ここに袋を重ね置きし、
リビング側のペレット横から取り出せる。わぁ〜便利〜

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「土間があるお家をつくろうよ」と言い続けて10年。
土間好きとしては、リビングの無垢床を席捲するほどの領域争いがほしいくらいである。
しかし心地よさで売る無垢床。そう簡単には土間に場所を譲ろうとしない。

かくしてこの度の土間、少しだけ陣地を増やす事に成功。
よしよし。家づくりにも変化やチャレンジは不可欠。
私共がその気持ちを忘れなければ、いつか出会いがあるはず。

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家は、細やかな打合せを沢山重ねてようやく完成するものだから、
AIさんが代わりに仕事をしてくれる気がしない。
ハイテクな時代のローテクにこそ美学を感じる人も多いはず。

しかし私などは時代の変化についていけていないし、未来も想像しきれない。

人が関わらないとパーソナルに良い家づくりはできないし、
お客さまが心の奥で求めているものをAIさんなんかにわかってたまるか!
・・・なぁんて事を
そのうち言っていられなくなるのかもしれない。

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「ともだちんち」
の設計をしたトモダチ、現場から戻ってきました。
彼が担当しているその現場は12月上旬に完成見学会の予定です。






















posted by アドベンチャー at 18:41| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

ジンHUT

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今日は秋晴れの日曜日、つまり行楽日和でしたね。
お出かけしてリフレッシュしたいと思う時もあるけれど、
最近は1日じゅう出かけず、部屋着のまま本など読んで過ごしたいと思う。

求めるのは完璧なる休日!!
そろそろ仮病を使うかな。いやいや、本当に寒くなってきたから、きっと風邪をひくような気もする。
夫とも話したのだけど、
ここ数年間は2人とも寝込んだ事がない。気合いの賜物だろうか…

ところで「ブーランジェリージン」

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ニセコのパン屋さんと言うとローカルに聞こえますが、
有名だからご存じの方も多いはず。
薪窯で焼いたパンだなんて、ありがたい感じを受けませんか?

生地のムチッとした旨味は、きっとなかなか真似できない職人技のようなものなのかな。
本当に美味しい。
ここ(上の写真)を通って、こじんまりした店内に入る。
先日 数年ぶりに悲願の再訪♡

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店内は撮影禁止。
敷地内はポツンポツンと建物が点在する。
店主がご自身で建てたという薪窯小屋は、建築家 中村好文氏により書斎兼ゲストルームとして生まれ変わり、
現在の店舗は同じく中村先生の設計で新築。
このあたりの情報は、建築家のご著書に綴られています。

パンを焼いた薪窯の排熱を少し離れて建つ書斎小屋へと送りこみ、床暖房としているらしいから、
おっ!ウチの家づくりと同じ考え方だ!!
と嬉しくなる。

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こんなのどかな場所で、お好きなパンを焼き、ワラワラと遠方からお客さまがやって来る。
ご苦労も多いのでしょうが、ストレスフリーかもしれない・・・実にうらやましい。。。と
夫と話しながら帰ってきました。

ストレス多いのかって?
いえいえ、私共も好きな仕事をしてお客さまに喜んで頂き、
ストレスなんて全〜くありませんよ〜〜〜




posted by アドベンチャー at 18:04| Comment(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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